Denjiha
Clinic

地磁気

地磁気と人類

私たち人間は生物として発生して以来、今日までずっと地磁気によって生命を育まれてきました。その間に、人体には超微弱な地磁気を知覚し、地磁気に対して選択的に反応し、地磁気を利用して生命を維持するシステムが、DNAのレベルですでに出来上がってしまったのです。
したがって地磁気が正常に働いている場所では人は元気で健康になり、地磁気が正常に働かない場所では、人は元気がなくなり、病気になりやすくなるのです。
ここ十数年という極めて短期間に現れた人口磁場の増加がもたらす急激な磁場変動は、間違いなく人体にとってストレスとなるのです。


地球は巨大な磁石

地球は、北極がS極、南極がN極の巨大な磁石だといわれています。磁石である以上地球は磁気をもっています。地球がもつ磁気はきわめて弱く、地磁気と言われています。
地磁気がなければ、私たちは宇宙からの有害な宇宙線によって、とっくの昔に死に絶えていたかもしれません。それほどまでに地磁気は重要なのです。

皆さんもよくご存じのように、地球は磁気を帯びた巨大な磁石と見なすことが出来ます。したがって私たちは毎日、磁気エネルギーの中で生活しているわけです。しかしそのレベルは非常に小さく、300mG(ミリガウス)から500 mGときわめて微弱なため、一般的にはこれを感知することができません。


地磁気が減少中

私たちが生命を営むためには、地磁気は必要不可欠なものです。ところが現在、地磁気が急速に減少しています。500年前の地磁気の量に比べて約半分になっているというデータすらあります。そして地磁気の減少に追い打ちをかけるように、現代は鉄やコンクリート製の住居が増えて人が地磁気を受け取りにくい環境になっています。さらに、身の回りの電気設備や電子機器が増え、人体に有害な人口電磁波が大量に発生したことで、人は地磁気を受け取れなくなっています。その結果、私たちは地磁気をつかって生体磁気を作り出せなくなり、健康で生きることがむずかしくなっています。

地球規模で地磁気が弱まっています。さらに、人が地磁気を受けにくい高層ビルやマンションに住むようになり、建物が地磁気を遮るコンクリートや地磁気を吸収する鉄で作られることが多くなったため、ますます地磁気を受け取りにくい環境になってます。しかも、家や学校、オフィスには、地磁気を遮るような働きをする人口電磁波(電気コンセントや数々の電子機器から出る人体に有害な電磁波)が溢れんばかりになっています。このような状況では人は、生命を維持するのに不可欠な地磁気を十分に受け取ることができません。このような環境で人がどうすればよいかを教えてくれるのが方位磁石なのです。


人の身体と生体磁気

脳や眼、肺、心臓をはじめ人体のすべての組織や臓器には、生体磁気という人に特有の超微弱な磁気(生体磁気)が存在します。生体磁気は生体電気(脳や神経系を流れる超微粒な電子)とともに人が生きる上で必要不可欠なもので、身体全体の働きを調節しています。生体磁気が少なければ、血圧が上がり過ぎたり、逆に下がり過ぎたり、眼が悪くなったり、さらに肺の病気になったり、頭痛や関節の痛みが出たり、アトピー性皮膚炎や癌、うつ病や統合失調症、自閉症になることさえあります。一方で生体磁気が十分であれば、人は病気になることもなく、健康で暮らすことができるのです。


地磁気は生体磁気の材料

この生体磁気の原料の一つになっているものが地磁気です。地磁気は水や空気とともに健康に深く関わる環境要因です。マンションの高層階(4階以上)に住んでいて、地磁気を十分に受けれない環境にいると、さまざまな不定愁訴(地磁気不足症候群※)が出てきたり、新たな病気が発生することがあります。私たちが地磁気を正しく受け取ることが出来るかどうかで病気になるか健康になるかが決まると言っても、言い過ぎではありません。そして方位磁石が狂うようなところでは、私たちがまともに地磁気を受け取ることなど不可能なのです。
※地磁気症候群…地磁気が不足すると、日周リズムの異変や代謝機能の低下、白血球の減少などさまざまな生体機能の乱れが起こります。


生体情報は体液系で、波紋のように伝わる?

生体と磁気との関わりを考えるうえで、体液の働きは無視できません。体液は、電気が自由に動くことができる溶液である電解質からできています。人が移動するとき、体内にある電解質が磁場を横切ります。すると、電気が発生し、この電気が体内の電解質を⊕イオンや⊖イオンに解離させ肩こりなどを改善させます。磁気製品から発生する強力な磁場が、人体が動き回ることによって変動磁場としても機能するのです。変動磁場は血液の循環を促進させ、体温を上昇させます。磁気製品ほど強力な磁気でなくとも、人体を包んでいる地磁気変化によって体内に生ずる電気も、人体に微妙に影響するといいます。この地磁気は現在、減少傾向にあるうえ、さまざまな電気機器や設備から発生する磁場によって、現代人は極端に乱れた磁場環境の中で生活しています。乱れた磁場環境に身をさらし続ければ、体液の電解質中のイオンをつかった生体情報ネットワークに通信障害を起こすかもしれません。


人は磁気感覚器で地磁気を知覚の可能性

バクテリアの中には、培養皿の中で、培養すると常に培養皿の北側に群れ集まる習性をもつものがいます。これを磁気反応性バクテリアといいます。この磁気反応性バクテリアを電子顕微鏡で観察してみると、バクテリアの体内に微細な磁石の鎖がみつかりました。しかもその磁石は天然の磁鉄鉱の結晶そのものでありました。
また、伝書鳩は地磁気の磁場から方角に関する情報を引き出す生物的なコンパスを持っていると言われています。ハトの脳内にも磁性結晶があり、それが脳とつながり、ハトに地磁気の磁場の正確な方角を知らせていたのです。
人間の脳の中にも伝書鳩と同じような、地磁気の磁場の方位を知らせる磁気感覚器があります。人間の磁気器官は篩骨(頭蓋骨の一部で、鼻腔と前頭蓋窩および両眼窩との間にある蜂の巣状態の骨。)の湾曲部の後壁の中にありました。鼻孔後側の上方に位置し、ちょうど脳下垂体の前にあります。

もう一つの磁気感覚器

人には地磁気を感知するもう一つの器官があります。それは、松果体という器官です。松果体とは、ちょうど頭の中心部にある小さな松かさ状の形をした内分泌器官(ホルモンを出す器官を内分泌器官といいます。)です。松果体が脳下垂体からの成長ホルモンを分泌させます。脳下垂体よりも上位の内分泌器官ということで、内分泌器官の王様と呼ばれています。松果体は磁気感覚を持ち、毎日の地磁気の周期パターンを感受し、全身の内分泌ホルモンをコントロールしています。

このように人は地磁気の周期パターンを感知し、全身を内分泌ホルモンを介してコントロールしています。地磁気は人体にとって主要な環境要素のひとつなのです。さらに、酵素をはじめとするタンパク質の機能が、外部磁場に大きく左右されるという事実は、地磁気変化が人体機能に影響を及ぼしているという多くの研究結果に符号するものです。


地磁気を補う実験

寝ているときは別ですが人は始終動き回るため、つねに地磁気を十分に受け取ることのできる正常磁場にいることはできません。それなら地磁気と同じ微弱な磁気を発生するものを身に着けたり、地磁気を発するものの上に立ったり座ったりしてはどうでしょうか。
そこで、地磁気と同じ磁気を発するセラミックス(地磁気セラミックス)をつくって実際に身に着けたりしてみることにしました。そうすれば、地磁気を受けること、正常磁場にいることがどれだけ重要かわかるのではないかと考えたからです。
私もつい最近、息が深く吸えない状態になりました。道をゆっくり歩いていても息が上がるのです。ハァハァゼーゼーしてきて、心臓が悪くなったのかなと自分でも心配になりました。そこで、地磁気セラミックスをつけるとなんだか少しいいようなのです。3日ほど地磁気セラミックスをつけたところで、息が深く吸えるようになりました。
様々なケースを見てきてわかったことは、人は、地磁気を発するセラミックスをつけると生体磁気が増えるためか元気になるということです。


地磁気で元気

私たちの身の回りには非常に多くの磁石が使われています。これらも生体磁気に影響を与えます。特に時計は電波時計でなくとも手首にはめると不整脈や高血圧、肩こり、アレルギーの原因になります。
家庭電化製品はスイッチがオンになっている場合は電磁波が発生するため、間違いなくその磁場成分が人体に極めて強い影響を与えます。しかし、家庭電化製品が電源につながっていないときでも、電化製品の中にある強力な磁石が人体に悪影響を与える場合があります。

異常磁場では、地磁気を十分に受け取れません。そこで、地磁気を帯びた特殊なフェライト系のセラミックスをつくり、身に着けたところ、様々な心の不調や体の異常が改善されました。地磁気は、人体を正しく働かせるためには不可欠です。家の中に正常磁場が無い場合、地磁気を補うセラミックスを使うのも一つの手かもしれません。